Service
CORE SYSTEM
基幹システム開発
Overview
基幹システム開発とは
基幹システムとは、販売、購買、在庫、生産、会計など、企業活動の中核となる業務を支えるシステムです。止まると業務そのものが止まるため、正確さと安定性、そして自社の業務への合わせやすさが求められます。
オーバーエックスは、中小〜中堅企業の基幹システムを、スクラッチ(オーダーメイド)開発と段階的なリプレイスで新しくします。すべてを一度に作り直すのではなく、効果の大きい業務から順に刷新し、投資とリスクを分散する進め方も得意としています。

ERP
基幹システムとERPの違い
基幹システムは、販売管理や会計など、中核業務を支えるシステムの総称です。ERP(統合基幹業務システム)は、それらの業務を1つのシステムとデータベースで統合したものを指します。つまりERPは、基幹システムを実現する方法の1つです。
部門ごとに別々のシステムを使っている状態でも、データを連携させれば、ERPと同じように情報を一元化できます。「すべてを1つの製品に置き換える」以外にも、今のシステムを生かしながら連携で統合する、足りない業務だけを新しく作る、といった選択肢があります。
Issues
こんな課題はありませんか
- 導入から10年以上たち、改修のたびに費用がかさむ
- 部門ごとにシステムやExcelが分かれ、同じデータを何度も入力している
- 在庫や売上の正確な数字が、締めの作業が終わるまで分からない
- ERPパッケージを検討したが、自社の業務との差(ギャップ)が大きい
- 保守している会社や、中身を分かる担当者がいなくなりそう
- サーバーやOS、データベースのサポート期限が近づいている
基幹システムの刷新は、数年に一度の大きな判断です。まずは今のシステムと業務の現状を整理し、「どこを、どの方式で、どの順番で」新しくするかを決めるところから始めます。
Scope
開発できる基幹業務
| 業務 | 主な機能 |
|---|---|
| 販売管理 | 見積、受注、出荷、売上、請求、入金の管理と集計 |
| 購買管理 | 発注、入荷、検収、支払の管理 |
| 在庫管理 | 入出庫、在庫照会、棚卸、複数倉庫・ロットの管理 |
| 生産管理 | 生産計画、工程管理、原価計算、資材の所要量計算 |
| 会計との連携 | 仕訳データの作成、会計ソフトへの連携、管理会計用の集計 |
| マスター・共通機能 | 取引先・商品・単価のマスター、権限、帳票、承認ワークフロー |
業種特有の業務ルール(受注生産、ロット管理、特殊な単価計算、締め日と請求の条件など)も、ヒアリングで丁寧に確認し、システムに反映します。
Industry
業種別・基幹システムのポイント
製造業
受注生産か見込み生産か、ロットやシリアルの管理、工程ごとの進捗と原価の把握など、業務のルールが会社ごとに大きく異なります。生産計画と資材の手配、在庫を連動させることが、刷新の効果を大きくするポイントです。
卸売・商社
取引先ごとの単価や掛け率、締め日と請求の条件、直送や分納など、取引の条件が多いのが特徴です。受注から出荷、請求までを1つのデータでつなぎ、条件の違いを手作業で補わなくて済むようにします。
小売・EC
店舗とECの在庫の一元管理、複数の販売チャネルからの受注の取り込み、ポイントや会員情報との連携が課題になりがちです。販売チャネルが増えても、在庫と売上を正しく把握できる仕組みにします。
建設・工事業
工事ごとの原価管理、実行予算と実績の比較、協力会社への発注と支払いの管理が中心になります。現場からの日報や出来高の入力をしやすくし、工事ごとの利益をタイムリーに把握できるようにします。
Method
刷新の方式と選び方
| 方式 | 初期費用の目安 | ランニングコスト | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クラウドERP(SaaS型) | 数百万円〜 | 月額利用料(利用者数に比例) | 導入が早い。業務をシステムに合わせる必要がある |
| パッケージ+カスタマイズ | 数百万円〜数千万円 | 保守費(年間でライセンス費の15〜20%程度など) | 業界向け製品が多い。カスタマイズの量で費用が大きく変わる |
| スクラッチ開発 | 1,000万円〜数千万円以上 | 保守費(年間で開発費の10〜15%程度) | 業務に合わせて作れる。要件定義の質が重要 |
| 段階的リプレイス | 1フェーズあたり数百万円〜 | 方式による | 業務単位で順に刷新。投資を分散できる |
業務が一般的でシステムに合わせられるならクラウドERP、業務の独自性が強みになっている場合や、ERPとのギャップが大きい場合はスクラッチ開発が向いています。予算は、初期費用だけでなく、5年程度の運用費を含めた総額(TCO)で比較することをおすすめします。
Timing
刷新を検討すべきサイン
| サイン | 起きていること |
|---|---|
| 保守の費用が年々上がる | 改修のたびに影響範囲の調査が必要になり、小さな変更でも費用と時間がかかる |
| 基盤のサポート期限が近い | サーバー、OS、データベースの更新が必要になり、そのままでは使い続けられない |
| 周辺のExcel作業が増えている | システムでできないことを、Excelや手作業で補っている |
| 数字の把握に時間がかかる | 月次の締めが終わるまで、売上や在庫の正確な状況が分からない |
| 分かる人がいない | 開発した会社や担当者がいなくなり、中身が分からない |
当てはまるものが複数ある場合は、刷新の計画を立て始めるタイミングです。サポート期限が迫ってから慌てて進めると、選べる方式が限られます。期限の1〜2年前には検討を始めることをおすすめします。
Price
費用と期間の目安
中小〜中堅企業の基幹システムの刷新は、数百万円から数千万円が中心的な価格帯です。刷新する業務の範囲、既存システムとの連携、データ移行の量によって大きく変わります。
| ケース | 費用の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 販売管理など、1つの業務を刷新 | 300万〜1,000万円程度 | 3〜6か月 |
| 販売・購買・在庫をまとめて刷新 | 1,000万円〜数千万円 | 6か月〜1年程度 |
| 生産・会計連携を含む全面刷新 | 数千万円〜 | 1年以上 |
※金額は税別の一般的な目安です。実際の費用は、現状調査と要件定義を経て確定します。
費用を抑える鍵は、現行業務の棚卸しと刷新範囲の絞り込みです。「使われていない機能」「なくせる業務」を整理するだけで、作るものは大きく減ります。
Effect
刷新で期待できる効果
- 二重入力と転記がなくなる受注から出荷、請求、会計までを1つのデータでつなぐことで、部門ごとの入力や転記の作業がなくなり、ミスも減ります。
- 経営の数字がすぐに分かる売上、在庫、原価などの数字を、締めを待たずに確認できるようになり、判断のスピードが上がります。
- 保守の費用と手間が下がる古い基盤や、継ぎ足しで複雑になった仕組みを整理することで、改修のしやすさが上がり、保守の費用も抑えやすくなります。
- 業務の変化に対応しやすくなる新しい取引の形や拠点の追加、法改正などにも、設計を見直したシステムなら柔軟に対応できます。
Flow
刷新の進め方
- 現状調査業務の流れ、今のシステムの機能とデータ、周辺のExcel作業や手作業を調べます。仕様書がない場合も、画面とデータから解析します。
- 刷新の範囲と方式の決定刷新する業務と順番、方式(スクラッチ・パッケージ・段階的リプレイス)を決め、概算の費用と期間をご提示します。
- 要件定義業務ごとに「残す・変える・やめる」を決め、必要な機能と帳票、他システムとの連携を定義します。主な成果物:要件定義書、業務フロー、機能一覧
- 設計・開発・テストプロトタイプで画面を確認しながら開発し、旧システムと計算結果を比べるテストで正確さを確かめます。
- データ移行のリハーサル移行するデータを整理・変換し、本番前に移行のリハーサルを繰り返します。
- 並行稼働・本番切り替え必要に応じて旧システムと並行して動かし、業務を止めずに切り替えます。稼働後も保守と改善を続けます。
Point
刷新を成功させるポイント
- 経営と現場の両方が参加する目的と優先順位は経営が決め、業務の細かなルールは現場が知っています。両方が参加する体制をつくることが、使われるシステムへの近道です。
- 「やめる業務」を決める今の業務をそのままシステムに写すと、費用も複雑さも増えます。刷新をきっかけに、なくせる作業や帳票を見直します。
- 一度に全部を変えない業務単位で段階的に刷新すると、1回あたりの投資とリスクを抑えられ、現場も新しいシステムに慣れやすくなります。
- データ移行を早くから計画する古いデータの形式の違いや重複は、移行の直前に見つかると大きな遅れになります。現状調査の段階から、移行するデータの範囲と整理の方法を決めておきます。
Preparation
ご相談時にあると役立つもの
- 今のシステムの画面や帳票(見本で可)
- システムの導入時期と、保守をしている会社の情報
- 業務ごとに困っていること、刷新の目的
- 周辺で使っているExcelや手作業の業務
- サーバー・OS・データベースのサポート期限(分かれば)
- ご予算と、刷新を完了させたい時期
FAQ
よくある質問
- ERPパッケージとスクラッチ開発は、どちらがよいですか?
- 業務が一般的で、システムに合わせて業務を変えられるならERPパッケージが早く導入できます。業務の独自性が強みになっている場合や、ERPとの差が大きく追加開発が多くなる場合は、スクラッチ開発のほうが総額を抑えられることがあります。
- 一部の業務だけ先に刷新できますか?
- はい。販売管理だけ、在庫管理だけといった業務単位での刷新が可能です。既存システムとデータを連携しながら、順番に新しくしていきます。
- 今の基幹システムのデータは移行できますか?
- はい。データの形式や重複を整理・変換し、リハーサルを重ねたうえで移行します。移行するデータの範囲(何年分か、どの項目か)は、要件定義の段階で一緒に決めます。
- クラウドで使えるようにできますか?
- はい。クラウド上で動かす構成にすれば、サーバーの保守の負担を減らし、拠点や外出先からの利用もしやすくなります。セキュリティとコストを比べて構成をご提案します。
- 仕様書がない古いシステムでも刷新できますか?
- はい。画面の操作、データベースの構造とデータ、プログラムの動きを解析して現状を明らかにしたうえで、刷新の計画を立てます。
- 刷新の期間中も、今のシステムは使えますか?
- はい。新しいシステムの開発中は、今のシステムをそのまま使っていただきます。切り替えの時期と方法は、繁忙期や締めの日程を避けて一緒に決めます。
- 費用を分けて投資することはできますか?
- 業務単位で段階的に刷新すれば、フェーズごとに投資を分けられます。効果の大きい業務から順に進めることで、早い段階から効果を得られます。
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