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業務アプリ開発の費用相場|Web・スマホ別の目安

業務アプリ開発の費用相場|Web・スマホ別の目安

「営業担当が外出先から使える業務アプリを作りたい」「現場でタブレットから入力できるようにしたい」。スマートフォンやタブレットの普及により、業務アプリの開発を検討する企業が増えています。しかし、Webアプリとスマホアプリのどちらで作るかによって、費用も期間も大きく変わります。

この記事では、業務アプリ開発の費用相場を開発方式別の目安で整理し、費用を左右する要因、リリース後にかかる費用、自社に合った方式の選び方を解説します。

この記事の結論
  • 業務アプリの開発費の目安は、Webアプリで100万〜1,500万円程度、スマホのネイティブアプリで300万〜2,000万円程度
  • iOSとAndroidの両方に対応するネイティブアプリは、2つ分の開発が必要になるため費用が高くなりやすい
  • 社内で使う業務アプリは、Webアプリやクロスプラットフォームで十分なケースが多い。カメラやオフライン利用の要件で方式を判断する
  • リリース後もOSのアップデート対応や保守費(年間で開発費の10〜15%程度)がかかる
目次
  1. 業務アプリ開発の費用とは
  2. 開発方式の種類
  3. 開発方式別の費用相場の目安
  4. 費用を左右する要因
  5. リリース後にかかる費用
  6. 自社に合った開発方式の選び方
  7. よくある質問
  8. まとめ

業務アプリ開発の費用とは

業務アプリ開発の費用とは、社内の業務で使うアプリケーションを企画・設計・開発・テストし、利用できる状態にするまでにかかる費用です。ここでいう業務アプリには、パソコンやスマートフォンのブラウザで使うWebアプリと、端末にインストールして使うスマホアプリの両方が含まれます。

費用の大部分はエンジニアの人件費で、「人月単価×工数」で計算されるのが一般的です。人月単価の目安は、PM 100万〜160万円、SE 80万〜120万円、PG 60万〜100万円程度です。

開発方式の種類

業務アプリの開発方式は、大きく4つに分けられます。どの方式を選ぶかが、費用に最も大きく影響します。

Webアプリブラウザで動くアプリ。パソコン・スマホ・タブレットの画面に合わせて表示でき、インストール不要です。
ネイティブアプリiOS・Androidそれぞれの専用言語で作るアプリ。端末の機能を最大限に使え、動作も快適です。
クロスプラットフォーム1つのプログラムからiOS・Android両方のアプリを作る方式。ネイティブより開発費を抑えやすいです。
PWAWebアプリをホーム画面に追加し、アプリのように使える技術。一部の端末機能や通知にも対応できます。
ハイブリッド構成管理画面はWeb、現場の入力はスマホアプリ、のように方式を組み合わせる構成です。
ノーコード・ローコード既製の開発ツールで作る方法。小規模な業務なら費用を抑えられますが、機能の制約があります。

開発方式別の費用相場の目安

開発方式別・業務アプリの費用と期間の目安

開発方式費用の目安期間の目安向いている用途
Webアプリ(小規模)100万〜500万円1〜4か月日報、申請、簡単な管理業務
Webアプリ(業務の中核)300万〜1,500万円3〜8か月販売・在庫・顧客管理など
クロスプラットフォーム300万〜1,500万円3〜8か月現場での入力、写真撮影、通知
ネイティブ(iOS・Android両対応)500万〜2,000万円4〜10か月高度な端末連携、オフライン重視
いずれも目安です。スマホアプリの費用には、多くの場合、データを管理するサーバー側と管理画面の開発費も含まれます。

スマホアプリは、アプリ本体だけでなく、データを保存・連携するサーバー側の仕組みと、管理者が使う管理画面が必要になるのが一般的です。そのため、同じ機能でもWebアプリより費用が高くなりやすい傾向があります。

同じ機能を作る場合の費用感の比較イメージ

Webアプリ基準
PWAやや増
クロスプラットフォーム増
ネイティブ(2OS)大きく増
一般的な傾向を示したイメージです。要件によって大小関係が変わることもあります。

費用を左右する要因

  • 画面数と機能の複雑さ:入力項目、検索条件、承認の流れが多いほど工数が増える
  • 端末機能の利用:カメラ、GPS、バーコード読み取り、プッシュ通知などを使うと開発とテストが増える
  • オフライン対応:電波の届かない現場で使い、後から同期する仕組みは難易度が高い
  • 既存システムとの連携:基幹システムや会計ソフトとのデータ連携は、仕様調査と検証が必要
  • 対応端末の範囲:対応するOSのバージョンや機種が多いほど、テストの工数が増える
  • セキュリティ要件:端末紛失時の対策、ログイン方式、通信の暗号化などの要件

リリース後にかかる費用

業務アプリは、リリース後も継続的に費用がかかります。特にスマホアプリは、OSのアップデートに合わせた修正が毎年のように必要になる点が、Webアプリとの大きな違いです。

主な運用費用

項目内容
保守費不具合対応、問い合わせ対応。年間で開発費の10〜15%程度が目安
OS対応iOS・Androidの新バージョンに合わせた動作確認と修正
サーバー・クラウド費用データ管理や通知のためのサーバー利用料
ストア関連費用アプリストアで配布する場合の開発者登録料・年会費
端末管理社用端末に配布する場合の管理ツール(MDM)の利用料
ストアの登録料やクラウドの料金は各社の改定で変わるため、最新の公式情報を確認してください。

自社に合った開発方式の選び方

  1. 誰がどこで使うかを整理する社内のみか社外も使うか、オフィス内か外出先・現場か、使う端末は何かを明確にする
  2. 必要な端末機能を確認するカメラ、GPS、バーコード、通知、オフライン利用が必須かどうかを判断する
  3. Webアプリで足りるか検討する端末機能の要件が少なければ、Webアプリやクロスプラットフォームで費用を抑える
  4. 将来の拡張と保守を考える利用者の増加や機能追加、OS対応の負担も含めて方式を決める

社内で使う業務アプリの場合、アプリストアでの配布が不要で、利用者の端末もある程度そろえられることが多いため、Webアプリで十分なケースが多くあります。現場での写真撮影やバーコード読み取りが中心の業務なら、クロスプラットフォームを検討するとよいでしょう。

また、最初から全機能をスマホアプリで作る必要はありません。まずはWebアプリで業務の流れを固め、現場で本当に必要になった機能だけを後からスマホアプリ化する、という段階的な進め方も費用を抑えるうえで有効です。管理画面など事務所で使う機能はWebのまま残し、現場の入力だけをアプリにする構成もよく採用されます。こうした組み合わせにすると、アプリ側の画面数を最小限に抑えられ、OS対応の保守負担も軽くなります。

注意:ノーコードで作る場合の費用ノーコードツールは初期費用を抑えやすい一方、利用者数に応じた月額費用がかかります。利用者が増えると、数年で開発費を上回る利用料になることもあるため、長期の総額で比較しましょう。
オーバーエックスの考え方オーバーエックスでは、業務アプリの相談を受けた際に、まず誰がどこでどのように使うかを整理し、Webアプリで十分か、スマホアプリが必要かを一緒に検討します。必要以上に高価な方式を選ばず、業務に合った構成で費用を抑えることを大切にしています。既存の業務システムとの連携についてもご相談いただけます。

よくある質問

業務アプリはWebとスマホアプリのどちらがよいですか?
カメラやオフライン利用など端末の機能を多く使わないなら、Webアプリの方が費用と保守の負担を抑えられます。現場での撮影や読み取り、電波のない場所での利用が必須なら、スマホアプリを検討しましょう。
iPhoneだけに対応すれば費用は下がりますか?
社用端末がiPhoneに統一されているなど、対応OSを1つに絞れる場合は、開発とテストの工数を減らせます。ただし、将来の端末変更の可能性も考慮して判断するとよいでしょう。
既存のWebシステムをスマホ対応させる費用はどのくらいですか?
画面の数や作り方によって大きく異なります。画面のレイアウト調整だけで済む場合もあれば、画面の作り直しが必要な場合もあるため、既存システムの構成を確認したうえで見積もりを取りましょう。

まとめ

業務アプリの開発費は、Webアプリで100万〜1,500万円程度、スマホのネイティブアプリで300万〜2,000万円程度が目安で、開発方式によって大きく変わります。社内で使う業務アプリは、Webアプリやクロスプラットフォームで十分なケースも多いため、利用シーンと必要な端末機能を整理したうえで方式を選びましょう。リリース後のOS対応や保守費も含めた総額で検討することが大切です。

OX

TechBase 編集部(株式会社オーバーエックス)

東京・秋葉原のシステム開発会社。業務システム・Webシステム・基幹システムの受託開発、自社パッケージ開発、ITコンサルティングを手がけています。オーバーエックスの特徴を見る

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