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【商社(卸)・約1,000名】ERPでリードタイムを計測し、出荷見込み日を把握した事例
- システム開発
- [Industry]
- 商社(卸)(ユーザー数約1,000名)
- [System]
- ERP(リードタイム)
- [Service]
- 基幹システム開発
ERPを使って受発注を行っている卸売の商社で、受注から出荷までにかかる時間が案件ごとにばらばらで、顧客から「いつ届くのか」と聞かれても答えられないことに困っていました。当社は、ERPで受注・仕入・準備・出荷の各工程のリードタイムを計測し、出荷の見込み日を正しく把握できる仕組みづくりをご支援しました。リードタイムが見えるようになり、仕入先を適正に評価できるようにもなりました。
| 業種 | 商社(卸) |
|---|---|
| ユーザー数 | 約1,000名 |
| システム | ERP(リードタイム) |
| 対象業務 | 受注から出荷までの進捗管理、出荷見込み日の把握 |
| ご支援内容 | 受注・仕入・準備・出荷の各リードタイムの計測機能 |
- 受注から出荷までを工程に分け、それぞれのリードタイムをERPで計測した
- 出荷の見込み日を正しく把握できるようにした
- 工程ごとの所要時間が見えたことで、仕入先を適正に評価できるようになった
導入前の課題
リードタイムとは、ある作業を始めてから終わるまでにかかる時間のことです。卸売業では、顧客から注文を受けてから商品を出荷するまでの時間が、顧客にとっての「待ち時間」になります。
リードタイムがケースバイケースで異なる
この企業では、受注から出荷までのリードタイムが案件ごとに異なっていました。在庫があるか、仕入れが必要か、出荷の準備にどれだけかかるかによって、所要時間は大きく変わります。ところが、どの工程にどれだけ時間がかかっているのかをシステムで捉えられていなかったため、全体の見通しを立てにくい状態でした。
顧客からの問い合わせに答えられない
見通しが立たないと、顧客から「いつ出荷できるのか」と問い合わせを受けたときに、はっきりと答えられません。社内で確認を重ねてから回答することになり、その間、顧客を待たせてしまいます。出荷日を約束できないことは、顧客の信頼や次の注文にも影響しかねない問題でした。
解決のアプローチ
当社が取り組んだのは、ERPの中で受注・仕入・準備・出荷の各リードタイムを計測できるようにすることです。受注から出荷までをひとまとめに見るのではなく、工程ごとに分けて時間を記録することで、どこにどれだけ時間がかかっているかを把握し、出荷の見込み日を正しくつかめるようにしました。
- 受注から出荷までの流れを整理する営業、購買、物流など関係する部署へのヒアリングを通じて、受注から出荷までにどのような工程があり、どこで次の担当へ引き継がれるのかを整理しました。
- 計測の区切りを決めるリードタイムを工程ごとに測るには、各工程の「始まり」と「終わり」を決めておく必要があります。受注・仕入・準備・出荷のそれぞれについて、どの時点を区切りとするかを要件として定めました。
- ERPで自然に記録される仕組みにする現場の作業に余計な手間を増やさないよう、普段のERPの操作の中で各工程の時刻が記録されるように設計しました。記録した時間から、出荷の見込み日を確認できるようにしています。
- 計測結果を確かめる実際の業務に近いデータを使い、各工程のリードタイムと出荷見込み日が正しく出るかを確認しました。計測の区切りが現場の感覚とずれていないかを関係者と確かめるのが一般的な進め方です。
- 使い方を定着させる利用者の多いシステムでは、部署ごとに見るべき情報が異なります。問い合わせへの回答や社内の確認に、計測結果をどう使うかを共有しながら定着を図ります。
導入後の成果
受注・仕入・準備・出荷の各リードタイムを計測できるようになり、リードタイムを正しく把握できるようになりました。出荷の見込み日がつかめるため、ケースバイケースで見通しが立たなかった状態から抜け出しています。
工程ごとの所要時間が分かるようになったことで、仕入にどれだけ時間がかかっているかも見えるようになりました。その結果、仕入先を適正に評価できるようになっています。受注から出荷までの時間を、感覚ではなく記録にもとづいて捉えられるようになったことが、この取り組みの大きな成果です。
このプロジェクトから言えること
- リードタイムは工程に分けて測る。受注から出荷までをひとまとめにせず、工程ごとに時間を記録すると、どこに時間がかかっているかが分かります。
- 計測の区切りを最初に決める。各工程の始まりと終わりを定義しておかないと、測った数字を比べられません。
- 記録は普段の操作の中で取る。計測のための入力を別に増やすと、現場の負担になり定着しにくくなります。
- 見えた数字は社内の判断にも使える。顧客への回答だけでなく、仕入先の評価など、取引の見直しにも役立ちます。
同じような課題をお持ちの方へ
「いつ出荷できるか」をすぐに答えられない、工程ごとの所要時間が分からない、といった悩みは、すでにお使いのシステムに計測の仕組みを加えることで改善できる場合があります。現在の受注から出荷までの流れをうかがうところから、ご相談を承ります。
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※守秘義務のため社名は公開していません。内容は趣旨を変えない範囲で一部を一般化しています。
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現在の業務やシステムの状況をうかがい、進め方と費用の目安をご提案します。要件が固まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。